『川を泳いで渡る蛇』『山ん中の獅見朋成雄』感想

こんな時間に舞城氏の新作を読んじゃったものだから、
案の定ドキドキして眠れない。ああー。
(ちなみに只今午前2時)


ここからネタバレありの感想を。


『川を泳いで渡る蛇』
実際に映像として動いてるところを見たい。景色だけでもいいです。
読後、心がほんわり。とてもやわらかく優しい物語。
なんだか泣けてきた(テーマそのものはやわらか系ではないのでしょうが)


『山ん中の獅見朋成雄』
ど、どこまで行くんですかー!?
全てのパートにワクワクしながら一気に読了。
再読する時、どこの文章から読み始めても面白いのです。
シュッと世界に引き込まれます。
例によって、ワタクシの全くためにならない感想をば(笑)
・まず「モヒ寛」という名前にやられました。
・P21の「馬?」の繰り返しがウマー。
・擬音が素晴らしい…!聴覚小説としても。
・成雄の鬣(初回)と、江津子の体毛。
 それぞれを剃り落とす場面は、読んでるこちらもゾクゾクヒリヒリ。
・丸々カニバリズムについて語る話を読んでみたくなりました。
・P104「ちょっと見たい」←見たいのか!(笑)


どちらも読まなきゃ後悔モノですぞ。