全てを水に流せ!

  • 職場のトイレで用を足しながら、壁に書かれた落書きを見る。

「仕事辞めたい」「彼氏とわかれた」
「今日の昼は何にしよう」「←カレーにしなよ!」
トイレ=カレー。お約束だけどこれ書いた人とは気が合いそうだ。
どれどれ私もいっちょやってみますか!


……何書きゃいいんだ。


トイレに書いたからって物事は解決しないだろーに。
どうせやるなら、壁に蹴りを入れる方がすっきりするぞ。
それよりも立派なうんこの一本も出しゃ気分も晴れるってもんよ。
けど、書かずにはいられない心境もわからんでもないような。
――わかるが。
こんなとこに気持ちをぶつける姿はなんとも哀れだ。
もっと他に良いはけ口があろうに。それとも単に本当の「落書き」?
意味は込められていない、単なる言葉の羅列?

とかなんとか考えてたら、こちらの出るものも出なくなってしまいました。
罪な落書きですよ。まったく。

一番はじめに好みのタイプをおとしたため、すっかりやる気がなくなりました。
先生さえいればどうでもいいんです。(わかる人だけわかってください)